誕生石というのは、月ごとに身に着ける宝石を定めたもので、自分が生まれた月の誕生石を身に着けたり、月ごとにその石を身に着けたりして、お守りとして使用するのが一般的です。
エンゲージメントリングの定番と言えばダイヤモンドですが、エンゲージリングとしてダイヤモンドではなく、この誕生石を選ぶ事もあります。ダイヤモンドに比較すればですが、安価な石となることもあるため、エンゲージメントリングといえばダイヤモンドのみを扱っているメーカーがほとんどですが、エンゲージメントリングがダイヤでなければいけない、ダイヤモンドが最もふさわしいということはありません。夢のない話になってしまいますが、誕生石の由来のなかで最も大きな影響を与えたものは、実は宝石商の販売戦略によるもの。ですから誕生石はダイヤを一、比較的高価な宝石になっているのです。最初に誕生石を制定したのは、アメリカの宝石商組合でした。それが改定や変更を経て現在の物となったといわれています。日本では、全国宝石卸商協同組合が決めた誕生石が広まっていて、アメリカとイギリスで決められている誕生石とは若干の違いがあります。
といっても、それなりの根拠があって選ばれているものですから、誕生石という存在そのものが、全て販売戦略上の物というわけではありませんのでご安心を。
それでは、一般的な誕生石を見ていきましょう。
●1月 ガーネット
●2月 アメジスト
●3月 アクアマリン
コーラル
ブラッドストーン
●4月 ダイヤモンド
クォーツ
●5月 エメラルド
ジェイド
●6月 パール
ムーンストーン
アレキサンドライト
●7月 ルビー
カーネリアン
●8月 ペリドット
サードニックス(紅縞瑪瑙)
●9月 サファイア
アイオライト
●10月 オパール
トルマリン
ローズクォーツ
●11月 トパーズ
シトリン
●12月 ターコイズ
ジルコン
タンザナイト
ラピスラズリ
中には、安価に手に入る宝石も含まれていますが、大手メーカーが利用している誕生石からは安価な物は除かれている場合があり、どうしても商業的な戦略が透けて見えます。ジェイド(ヒスイ)は硬玉と軟玉がありますが、宝石として扱われるものは硬玉のみです。ですがパワーストーンそしてはもちろん軟玉も力があります。あまり誕生石は宝石でなければいけないという思い込みは持たないほうがいいでしょう。
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